今月は22日に秋季彼岸会法要、23日に弁天堂¨巳成金大祭¨、25日に清水観音堂¨人形供養¨と年に一度の大法要が目白押しで山内は準備に大忙しです。
※秋彼岸のお中日って9月23日じゃなかったっけ?と思われた方、流石です。
例年は20日が入りで23日がお中日ですが、閏年の今年は一日ずれて19日が入りで22日がお中日になります。
さてこの【目白押し】という言葉、メジロオシと読みまして、辞書で引いてみると
・鳥のメジロが木にとまるとき、多数が並んで押し合う性質がある事に由来し
・多くのものがすき間なく並ぶこと。
・一列に並んで押し合い、列外に押し出された者が列の端について押す遊戯。
とあります。
今は感染症対策で密集を避けねばなりませんから、メジロのように押し合いひし合いは出来ません。ですので参拝の皆さまが安心安全に仏さまにお参り出来るようお寺も工夫を凝らしております。
中には、もっと近くでお参りしたい!もっと時間をかけてゆっくりお参りしたい!という方もいらっしゃるかと存じますが、何卒ご理解を賜り、この災禍の終息を共にお祈り頂ければ有難く存じます。
自分自身が罹患しないように気を付ける事が、他者への感染を防ぐことに繋がりますとの呼びかけもなされています。
なんだか一隅を照らす運動で呼びかけている「あなた自身が輝くことによって、あなたが周囲や家庭、そして社会を明るく照らします。」のスローガンにも通じる気がします。
ちょうど秋から冬にかけての時期にメジロの押し合いは活発になるそうです。【目白押し】自体は仏教由来の言葉ではありませんが、メジロが押し合う姿を目にした折には、感染予防の気持ちを引き締めると共に、一隅を照らす精神にも思いを馳せて頂ければ幸甚に存じます。
9月のおはなし ~目白押し~